アナトー色素の主成分はカロチノイド類のノルビキシン(norbixin)です。アナトー色素は亜熱帯地域で栽培されているベニノキ(Bixa Orellana L.)の仮種皮に含まれており、主な産地はケニヤ、ペルー、ブラジルです。アナトー色素はアナトーエキストラクトとして1969年にFAO/WHOにリストされ、米国、EC諸国でも食品着色料として許可されています。アナトー色素はカロチノイド系色素では最も低価格な色素です。近年キムチ、パン粉に多用されるようになりました。蛋白質と結合して赤く染まることから煮ダコやえびの色づけに利用されるほか、コーンカップ、うなぎのたれ、焼き肉のたれなどに利用されています。