・クレアチンキナーゼ


筋収縮の直接のエネルギー源はアデノシン三リン酸(ATP)です。しかし筋内のATP濃度は約4mM(mmol/l)と比較的低く、しかも滅多なことでは変化しないように一定に保たれています。筋収縮をこの濃度のATPだけでまかなおうとすると、約1秒しかもちません。そこで活躍するのがクレアチンです。安静時の筋には、通常約38mMのクレアチンがあり、このうち約25mMはクレアチンリン酸になっています。筋収縮によってATPが分解されアデノシン二リン酸(ADP)を生じると、クレアチンキナーゼという酵素のはたらきで、クレアチンリン酸とADPからすばやくATPが再合成されます。kの働きによって筋内のATP濃度は、安静時も運動中も常にほぼ4mMに保たれています。



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