HCVとはC型肝炎ウイルスの略称で、文字通りC型肝炎の原因となるウイルスのことです。B型肝炎ウイルス(HBV)以外の肝炎ウイルスとして1988年に発見され、HCVと命名されました。HBVに比べて血液中のウイルス量は少がすくなく、一般に黄疸など肝炎に特徴的な症状を欠く軽症例が多いため、全く気が付かないうちに感染し、特に症状を示さないままのC型肝炎ウイルスキャリアも存在します。成人してから感染した場合でも50〜60%の確率でキャリアになるといわれています。慢性肝炎の悪化と軽快を繰り返しつつ20年以上の長期の経過で肝硬変から肝がんへと進展し、最終的には死に至るものと考えられています。